旧知の友にタケシという男がいる。
いつもニコニコ

していて、怒っていても顔が笑っているように見える事から、ホトケのタケちゃんとも呼ばれていた。(←誰に?)
幼少期の彼は何かというとばーちゃんばーちゃん。
明日音楽

の授業あるよ、と教えてあげると
「ばーちゃんピアニカ!」
とばーちゃんに準備させ
夏に長袖を着ていたので

暑くないのか?と指摘すると
「ばーちゃん半そで!」
とばーちゃんに持ってこさせた、根っからのばーちゃん子。
そんな彼は海外留学も経験し、IT系会社の取締役にまで昇りつめ、外車も乗り回し、美女と結婚、絵に描いたような順風満帆の人生を送るのかと思いきや、30歳を過ぎて突然
「俺、弁護士になる!」
と宣言。
会社も辞め、今更学生に戻り無収入生活を強いる旦那を見切った嫁とも

離婚。
もちろん心の中では泣いていただろう。
それでも彼は笑顔だった。
男としては理解できる。
たった1度の人生。
思い描いたように生きたい。
しかも、30過ぎてプロ野球選手

になりたい!というのは肉体的経験的にも無理だが、弁護士なら頑張ればできる。
名門・東北大学の大学院に入り、猛勉強

の生活をスタートさせた。
そして昨年、見事大学院を卒業し

、現在は司法試験合格に向けて努力の日々を送っている。
タケシ君、申し訳ない。
君が人生の荒波を乗り越えながら目指している弁護士。
数年かけてもまだ届かない金バッヂ。
俺、簡単になれちゃったぁ
若手川崎麻世風八頭身やり手インテリ弁護士とは俺の事。
君が司法試験に合格した暁には、森脇にオーパスワン買ってもらってお祝い

に行くよ。